いつもお世話になっているお客様からフライヤーの調子が悪いと修理依頼の連絡がありました。

使用すると目が痛くなり、匂いもおかしい。さらに、排熱のところから煙が出ているとのことです。

これは不完全燃焼を起こしていて大変危険な状況です。一酸化炭素（CO）の濃度が濃くなると一酸化炭素中毒を起こし、最悪の場合は死に至ることもあります。

現場に駆け付けて調査すると、フライヤーの油の温度を上昇させる燃焼管の中がススだらけになってました。

バーナー1つに対して燃焼管が1つという組み合わせで、3つのバーナーと燃焼管があります。

その内の2つの燃焼管がススだらけでした。

ススを落として掃除機で吸うものの、ススの粒子が細かく、すぐに吸わなくなるので掃除機のフィルターも掃除しながらの作業でした。

スタッフの手は真っ黒になりましたが、燃焼管はキレイにすることが出来ました。

さて、次は不完全燃焼の原因となっているバーナーとノズルの掃除。

バーナーからは劣化によるカスがボロボロと落ちてきました。

そのカスがノズルの穴を塞いでしまうんですね。このタイプのフライヤーはノズルが上を向いてるので、穴が塞がりやすい構造になってます。

一連の作業を終えて試運転を行いました。フライヤーの調子は良くなって良かったです♪

早めのメンテナンスを行うことが大切ですね。

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