今回、ご依頼いただいたのは兵庫県多可郡多可町に新しくパン屋さんをオープンされるお客様です。
以前からお付き合いのある設計士さんからご紹介いただきました。
今回はパン屋さんということで、コンベクションオーブンとミニデッキオーブンの上に換気設備を取り付けます。
さて、換気設備工事をスムーズに進めるために重要なのは「仕込み」です。
通常、吸い上げられた空気は天井内にある換気ダクトを通り外へ排出されるようになっています。
「仕込み」というのは、天井ができあがる前にダクトの設置や寸切りボルトの吊り込みを行うことです。この仕込みの作業で工事の進行が大きく左右されます。
店舗が出来上がってからではなく、写真の段階から工事に入り作業を行います。
中でも寸切りボルトはフードをしっかりと固定するために必要不可欠で、レーザー墨出し器を活用しながら寸切りボルトを設置します。
レーザーの線に沿って綺麗に寸切りボルトが吊り込まれています!(さすがです!)
さて、寸切りボルトを吊り下げることができたので仕込み作業は完了です。
数日後に換気設備工事の仕上げです。店舗の改装も進み、天井ができあがっていました。
事前に仕込んだ寸切りボルトは、この段階では見えないようになっています。
寸切りボルトを仕込んだ位置の天上に穴を開けると寸切りボルトが現れるので寸切りボルトを延長してフードを吊り込みます。
今回のフードは2170×1150mmと特大サイズ!
フードを吊り込む時は壁に傷がつかないように養生して設置しました。
さて次は換気ファンなどの外部工事です。
事前に想定していた取付位置に電気系統の機器が取り付けされていたので、急遽取付位置を変更することになりました。
換気設備に関する知識と経験があるからこそ臨機応変に対応することが可能です♪
さらに、換気設備は動かないようにしっかりと固定しているので動くことはありませんが、小さな振動で吸収する目的と、金属同士が接して錆びてしまうことを考え、壁に接する部分はゴムシートを挟みました。
お客様に分からない細部までしっかりとこだわって施工しています。
こんな小さな気遣いが嬉しいですね♪
さて、今回完成した換気設備です。
本当に綺麗な状態で完成することができました。
現在、換気設備工事の依頼が増えています。
自社で工事ができることはもちろん、フード、グリスフィルターなどは中古商品もありコスト削減も可能となっています。
厨房機器一式の場合、一緒に換気設備をご依頼いただくことが多くありますが、今回のように換気設備のみのご依頼も大歓迎です。
換気設備のご依頼はお近くの店舗でお気軽にご相談ください。