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蒸気がフードから漏れる!物理的なガラスの取り付けで対策しました。

先日フードを取り付けたお客様から煙がフードからこぼれるという連絡が入ったと播磨店の主任Nさんから連絡。

現場に行くと、確かに逃げてます。

グリドルで肉を焼くときに蒸し焼きにするところで水をジャ〜!!

鉄板はチンチンに暑いので、ジュジュジュ〜!!と瞬く間に蒸気となって上昇します。
その蒸気がフードから外れてました。

まあ、これは仕方がないパターンですね。
一気に出る蒸気はホントにやっかいです。

スチームコンベクションオーブンのドアを開けた時も蒸気が一気に噴出します。色んな現場で見てますが、100%フードに取り込めてるところって10に1つもないんじゃないでしょうか。
スチコンの前面から200mm大きいフードでも漏れます。

対策としてはドアを開けるときに一気に開けず、少しだけ開けます。その隙間から大部分の蒸気を逃がしてから全開するようにするとマシになります。

100%蒸気を取り込むには500mm〜600mmくらい大きめにしないとダメでしょうね。
フードを作るときの常識としては100〜150mm大きめですが、一気に出る蒸気に関してはこの常識からかなり外れます。

さて、今回の現場のさらにやっかいなのはフードが壁沿いではなく完全に独立した形になってるのも理由の1つです。
蒸気が壁沿いに上昇してフードに取り込めないんです。蒸気は自由気ままに広がるだけ。厨房の空調の風の影響も受けます。

これは換気扇の能力を上げるとか、そういう次元の問題ではなく物理的に蒸気を逃がさないようにする必要があります。
そんなわけで、その辺りのご説明をオーナーさんにさせていただき、カウンターの天板からフードまでガラスを張ることで了解をいただきました。

翌日、ガラスを段取りして施工。
ガラスはL型にしました。



まあ、物理的に蒸気を逃がさないわけですから、もちろんフードに取り込まれていきます。
完全に独立したフードはこの辺り注意ですね。お客様の調理方法までお聞きして、対策も含めてご提案できたらと思います。


バーガー&ホップスタンド マルハチ
兵庫県姫路市小姓町35-1 船場西ビル1F

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