昨日納品準備した坂東太郎ですが、ここでちょっと真打やスーパー若大将との違いをお話しておきます。
メーカーは大和製作所です。
坂東太郎はそば製麺機。
真打、スーパー若大将はうどん製麺機です。
ここであれっ!?ですよね。
昨日のブログでは尼崎のうどん店に納品ってなってましたもんね。
そば製麺機をうどん店??
って状態ですが、これ大丈夫なの??
ってことになりますが、これ大丈夫なんです。
では逆にうどん製麺機をそば店に導入するのはどうでしょうか?
これはダメです。
何故か?
それはカッターとコンベアの動作の違いなんです。カッターとは最後に麺体をカットするところです。
コンベアはカッター部分に麺体を送る部分になります。
ここで一体型製麺機の作業を確認。
ミキサー(練り)→プレス→延ばし→カット
という流れになります。
細かく言うとミキサーの部分も違います。うどん製麺機はピン式ですが、そば製麺機は攪拌羽根。
ただ、攪拌羽根でもうどん粉はちゃんと練ることができます。
決定的な違いがカッターとコンベア部分の動作の違いとなりますが、それぞれどのような動作をするのでしょうか。
カッターですが、要は包丁です。コンベアの幅ある大きな包丁。
この包丁がうどん製麺機では単に上下運動します。それに対してそば製麺機は斜めに上下運動します。
斜めに包丁が入ることで切り口が鋭く細い麺のそばが切れるというわけです。
それからコンベア。
うどん製麺機のコンベアは流れ続けるんです。
そば製麺機のコンベアは流れ続けてるように見えて実は包丁が入る瞬間に止まります。
非常に早い動作なので、目で見ても止まってる感覚はありませんが、とにかく瞬間瞬間止まってるんです。
つまり、止まった麺体に斜めに包丁が入るわけですね。
うどん製麺機は流れ続ける麺体を上からバンッ!と包丁が入ります。
これはうどんが太い麺だからできることなんです。
うどん製麺機でそばを作ると、このコンベアとカッターの動きで麺体がよれてきます。
でも実はうどん製麺機条件付きでそばの製麺も可能です。
それはロールで延ばしたそばの麺体をたくさん重ねないこと。
通常そばなら5重〜6重くらいに重ねるかと思いますが、それを2重〜3重くらいにとどめておくことです。
こうすることで麺体がよれることなくそばも切ることができます。
うどんとそばを一緒に提供する店舗もありますが、うどんメインならうどん製麺機の選択肢。
そばメインならそば製麺機となるでしょう。
最後にYOU TUBEの動画です。