取材させていただいたのは、兵庫県姫路市勝原区でジェラート&カフェ「La lune」を経営されている大和様。
プロ厨房ヒットで厨房作りをお任せくださいました。
2022年の2月にオープンされたばかりのお店です。
JRはりま勝原駅、駅のバス停が目の前あるので、電車やバスなどの公共機関はもちろん、駐車場も完備されているので車でも来店しやすいことから、遠方からのお客様もたくさんいらっしゃるそうです。
そんなラリュンは、真っ白な店舗でとてもスタイリッシュ。
来店されたお客様が広々と使えるようにと、開放的なテラス席を作られたそうです。
店内はグレートーンで統一されていました。
20席以上ありますが、それでも広々としておりゆっくりと過ごせそうです。
ラリュンはフランス語で“月へ”という意味だそうで、いつか月へ行ってみたいと思われるほど月が大好きなオーナーが名付けられました。
ジェラートは、1からすべて手作りされています。
地産地消を心掛けられ、夢前町、朝来町、宍粟市など、地元の食材をたくさん使用されています。また食材そのままの味を生かされており優しい味のジェラートが、毎日14種類、ショーケースに並べられています。
その中で、大人ジェラートの“日本酒”は人気商品の1つだそうです。
姫路市の「龍力」という地酒で作られています。
お酒と酒粕をたっぷりと使用されているので、日本酒の味をダイレクトに感じられるそうです。ジェラートの中に、酒粕も入っているので、少し違う食感もお楽しみいただけます。
今回は秋の新商品、
ホクホクのパンプキンをミルクジェラートに練り込んだ“パンプキン”
なめらかでぽってりとした濃厚な栗の甘味が楽しめる“マロン”
そして、おまけの1口では“ルビーグレープフルーツ”をいただきました。
パンプキンやマロンと聞くと、甘い味を想像される方もいらっしゃると思いますが、
食材そのままの美味しさをしっかりと感じられるのですが、甘すぎずさっぱりとした後味。
そして舌触りの良いなめらかな触感♪ぺろりと完食することができました。
秋の味覚を堪能することができました。
そして平日はカフェ営業もされているので、カヌレや洋菓子、パフェなども販売されています。オープンされてから続々とカフェの新メニューが増えているそうで、朝食や軽食になるようなフレンチトーストや、キッシュ、クレープセットなどもご用意されています。
カフェの人気メニュー「モンブランパウンドケーキ」をご厚意でいただきました。
刻んだ栗、ラム酒漬けのドライフルーツ、中心に丸々栗が入ったパウンドケーキに、生クリームと甘さ控えめのマロンクリームが絶妙でした。
それに加えて珈琲もいただきました。
この珈琲は、姫路市の珈琲専門店で専用オリジナルブレンドを焙煎していただいているそうです。1つ1つの器にもこだわりをもって選ばれているのもあり、とてもスタイリッシュ。
珈琲がくるとフワっと良い香りが広がりました。
甘すぎず、苦すぎないスッキリとした味わいで、珈琲が苦手な人でもブラックで飲むことができそうです。
美味しいスイーツに、ジェラート、そして本格的な珈琲までお楽しみいただけます。
さて、カフェメニューを楽しみながら取材させていただきました。
Q 厨房作りでお困りごとはありましたか?
オープンする時に半導体の影響があったので、冷機器類の在庫がない状況でした。
なので、ジェラート店には必要不可欠なディッピングケースも、入荷できるか怪しい状況でした。Sさんは厨房作りが始まってから、依頼したメーカーさんに何度も確認していただいたのですが、入荷しないのが分かって「どうしよう…」と思っていました。
Q どのように解決しましたか?
入荷しない!と分かってから、Sさんがたくさんの方に電話して、ディッピングケースの在庫がないか聞いてくださいました。そして、なんとかオープンまでのレンタルを見つけてくださいました。
Sさんが動いてくださらなければ、オープンに間に合ってなかったと思います。
本当に助かりました、ありがとうございます。
(担当) あの時のことは忘れられません(笑)
今まで一緒にオープンに向けて厨房作りをさせていただいたのに、半導体の影響で肝心なディッピングケースがない!!!
様々なメーカーさんに連絡し、メーカーさんからの繋がりなど、たくさんの方々に協力していただいて、本当に偶然見つけることができて、なんとかオープンにはレンタルではなく納品することができました。なので、余計に気持ちが入ってしまって、オープンが自分のことのように、とても嬉しかったです!