今回取材させていただいたのは兵庫県姫路市で「じゃがぱん」を経営されている岸本様。
プロ厨房ヒットに厨房機器一式をお任せいただきました。
じゃがぱんのコンセプトは「働く人のためのパン屋さん」です。
岸本様が辛い修行時代でまかないの焼き立てパンが癒しだったように「仕事や家事、育児など、毎日頑張って働く人にとってひと時の癒やし、頑張れる活力になるパンを届けたい」 という想いからだそうです。
店名の「じゃがぱん」は岸本様の学生時代のあだ名から名付けられています。
岸本様は学生時代、軽音部に所属されていたそうで“じゃがー”と呼ばれていました。その頃、ご友人に振る舞われていた手作りパンが「じゃがぱん」と呼ばれ、店名に名付けられました。
学生時代から「じゃがぱん美味しい!」と聞くのが喜びだったそうです。
パンは毎日約20種類ほど並べられています。
じゃがぱんでは、定番はあっても決まった商品はありません。メニューがないというのも売りの1つだそうです。その時に入荷した美味しい小麦と季節の食材を使った日替わりのパンをお楽しみいただけます。
そのため「今日はどんなパンがあるんだろう?」とワクワクしながら来店してほしいとのことです。もちろんお気に入りのパンは事前予約することもできます。
そして、カウンター越しには厨房があり、常にお客様から見えるところに岸本様がいらっしゃるので「今日のオススメは?」など直接お話を聞きながらパンを選ぶこともできます。
取材時もたくさんの方が岸本さんとお話されながらパンを決められていました。
パンは生地になる限界まで水をいれた「多加水のパン」です。
通常、パンの水分量が65〜70%なのに対して、多加水パンの水分量は80%以上で生地になるギリギリを狙って作られています。
これにより、ハード系もパサつかず食べやすく、内面はしっとりもちもちした食感、ソフト系に至っては、翌日食べても柔らかく、くちどけの良さを感じることができます。
究極の配合で作られる扱いにくい多加水のパンを味にぶれがなく提供できるのは、完全1人営業だからこそ作ることができるそうです。
人気のパンはお店の看板メニュー「じゃがぱん」。
じゃがいもを30%練りこんでいる、もちっとした触感で優しい素朴な味のパンです。パンには1個ずつ微妙に違うお顔が書かれていて、見ても食べても心がほっこり温まるような、そんなパンです。
じゃがぱんは学生時代にもよく作られていたそうです。
(じゃがぱん:150円)
こちらも人気メニューの1つ、自家製酵母の「カンパーニュ」です。
ハード系のイチオシ商品で熟成の旨味を引き出しており、日がたつごとに旨味が増していくそうです。噛めば噛むほど味がでてきて一度食べると病みつきになります。
多加水のパンということもあり、パンはハード系にも関わらずしっとり&もっちもち食感で、ハード系が苦手な方でも楽しむことができるかもしれませんね。
(レーズン くるみ カンパーニュ:700円/ハーフ350円)
パンの美味しさはもちろん、岸本様のお人柄に惹かれ来店される方も多くいらっしゃいます。
毎日更新されている公式Instagramでは、じゃがぱん奮闘日記として毎日あった出来事が書かれており、たくさんの方がご覧になられています。
パンは売り切れになることも多く、そんなお忙しいところ取材にご協力いただきました。
Q1 プロ厨房ヒットに来店されたきっかけは?
いつかお店をしたいとずっと思っていたので、ヒットさんのことは知っていました。
「中古 厨房」と調べるとヒットさんが出てきて、お店をオープンする前から何度かお店に行かせていただいていました。
Q2 担当との出会いは?
物件とか何も決まっていない状態で、とりあえず話を聞きに姫路店に行きました。中古商品を買った場合、メンテナンスなどができるのかなぁと思って…その他にも色々聞きたいことがあったのでお店に行ってみました。
そこで出会ったのが坂口さんでした。
Q3 そこからなぜ担当に依頼を?
実は坂口さんと出会ってから、この厨房を依頼するまで約1年ありました。
出会った時、物件もまだ決まっていない状態で何も進んでいなかったにも関わらず、真剣に話を聞いてくれて向き合ってくれて「この人ならお任せできる」と思って、約1年越しに連絡して依頼させていただきました。
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取材にご協力いただきありがとうございました。